今日、マンション修繕工事のための
建物調査をしました。
コンクリート中性化試験
試験目的
躯体コンクリートの中性化がどれだけ進行しているかを測定。
※コンクリートのアルカリ性が躯体内部の
鉄筋を腐食から保護しています。
コンクリートの中性化によりその防食機能が低下。
中性化深度が進行し、さらに水分等の影響を受けて
内部鉄筋は発錆、腐食し、体積膨張により
周辺コンクリートの破壊まで引き起こします。
躯体からコアドリルで中性化試験用のコンクリート片を抜取
※コンクリートのアルカリ性が躯体内部の
鉄筋を腐食から保護しています。
コンクリートの中性化によりその防食機能が低下。
中性化深度が進行し、さらに水分等の影響を受けて
内部鉄筋は発錆、腐食し、体積膨張により
周辺コンクリートの破壊まで引き起こします。
躯体からコアドリルで中性化試験用のコンクリート片を抜取
フェノールフタレイン1%アルコール溶液を噴霧
※赤変した部位は正常な状態、
無色の部位は中性化箇所。
変色していない箇所の深さを測定
推定中性化深度を算出
標準的な無塗装コンクリートの中性化深度(理論値)
t=7.2X²
t:経年(年)、X:中性化深度(cm)
この建物は築13年なので
13=7.2X²
X≒1.34 cm
下地がアクリル系吹付タイル等(×0.4)なので
標準的な予測中性化深度(理論値)は
1.34 cm×0.4=0.536 cm=5.36 mm
測定結果より 5.36mm > 2.4 mm
中性化は進行していないものと推測される。
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